アフターコロナのIT業界への転職を予想してみる
コロナウィルスが収束した後の、IT業界への転職を予想してみます。
前提として、世界景気は落ち込み、経済の(2009年のリーマンショックから推定して)回復に4~5年はかかると想定しています。
1) 景気後退により、多くの国内の企業はIT関連の投資を控え、結果としてIT企業、特にSIerの仕事は激減します。
(もちろん、サービスの維持に必要な保守サポート系の仕事は無くなりません)
2) その一方で、在宅勤務ができることで脚光を浴びた「IT業界」を志望する転職者は増えるでしょう。
特に、コロナで大ダメージを受けた業界(観光、外食、その他サービス産業)からの転職希望者が多いです。
3) 未経験者を雇い入れる「SES企業」に、志願者が増えます。
実際、中小のSES企業は上記1) のため人を雇い入れる余裕がありませんが、体力のある大手のSES企業なら、転職者を中途採用するでしょう。
もちろん競争率がグンと上がりますので、以下の人達は転職できるでしょう。
・やっぱり経験者
・未経験者でもポテンシャルがあるとみなされた若年層
4) IT業界を夢見て、プログラミングスクールに通っていた程度の転職志望者は、ほぼ全滅でしょう。
一方、転職できた上記3) の人達でも SES企業の場合、いわずもがなです。